北海道は、開拓時代がありました。自然溢れる地域を、自分達の力で開拓していくのは、簡単なことではありません。また、雪国としての宿命でもある、寒さと雪との戦いがあります。一人の苦しみも分け合い、一致団結をして生き抜いて来ました。
それ故に、葬儀での香典の返しがありません。必要ならば、領収書をくれたりもします。この風習は、開拓時代の名残で、未だに多くの家庭が香典返しを行いません。受付での記入もないのが、一般的です。開拓時代があった為に、出来た風習であり、それが薄れることなく、受け継がれています。
これも、苦しみ時代を、一致団結をして乗り越える為の知恵ともいえます。現代では、地方への行き来も手軽になっています。遠い地域の葬儀に参列する機会もあるかもしれません。前もって調べておくと、現場で驚く必要もなくなります。
北海道には多くの人が生活をしています。人が多いということは、亡くなる人が多いのも当然のことであり葬儀が執り行われることも珍しいことではありません。実際に執り行う立場になることはそう頻繁にはないので、いざ執り行うとなると業者選びでは頭を悩ませるのではないでしょうか。
業者ごとに料金や式の内容にも違いがあるので、比較してから選ぶのは当然のことといえます。しかし北海道の場合には料金や内容だけで判断してはいけません。重要なポイントとなってくるのが、式を執り行う式場の立地条件です。
特に冬の場合には、他県の人では想像もできないほど雪が降り積もる場所も多く、式場までたどり着けないという参列者が出る可能性も高くなります。北海道の場合には、式場の立地を考えておかないと参列者に迷惑をかけてしまいかねないので注意しましょう。